未経験から始めた採用の挑戦。~組織の未来をつくる、人事の仕事と成長
これまでのキャリアを教えてください。
新卒では京都の調味料メーカーで法人営業をしていました。飛び込み営業も、法人のルート営業も経験しました。
その後、大手産業ガスメーカーの子会社で工場勤務を経験し、副工場長クラスまで任せていただきました。文系出身だったので、理系色の強い現場に飛び込んだのは大きな挑戦でした。
そのあと、社会保険労務士事務所に入り、労務の実務やチームマネジメントを経験しました。いろいろな仕事をしてきましたが、その中でだんだん強くなっていったのが、「組織を良くする仕事に関わりたい」という思いでした。
転職を考えた理由は何だったのでしょうか。
一番大きかったのは、ライフステージの変化です。結婚して、子どもが生まれて、前職はやりがいもあったのですが、「父親としての時間をちゃんと持ちたい」という思いが強くなりました。
仕事そのものが嫌だったわけではなくて、働き方を見直したかったんです。そのうえで、これまでの経験も活かしながら、新しい挑戦ができる環境を探していました。
入社した決め手は何ですか。
面接でのやり取りがすごく印象に残っています。「本当に人事がしたいのか」と真正面から問われたんです。
僕はそれまで人事をやったことがなかったので、なぜ人事なのか、その先に何を見ているのかを深く考えるきっかけになりました。その中で、人事に限らず幅広いキャリアの可能性がある会社だと感じたことが大きかったです。
20代の頃から「将来は経営者になりたい」という思いがあったのですが、その感覚をもう一度思い出させてもらえた面接でした。上場企業でありながら、まだ成長フェーズにあり、自分のキャリアを広げていける環境だと感じたことが、入社の決め手になりました。
これまでで特に印象に残っている仕事は何ですか。
一番印象に残っているのは、新卒採用の立ち上げです。
入社前から「新卒採用を立て直してほしい」と言われていて、面接の時点で自分なりの企画書を作って持っていきました。
実際に入社してからは、説明会、面接、内定式、入社式、内定後フォローまで、一連の流れをほぼゼロから作っていきました。何が正解か分からない中で、自分なりに考えながら形にしていった経験は、とても大きかったです。
自分が関わった採用施策を通じて、新しい仲間が入社してくる。その瞬間は、この仕事ならではのやりがいだと思いました。
逆に、大変だったことや苦労したことはありますか。
大きな学びだったのは、25卒採用で目標人数に届かなかったことです。
24卒でうまくいった流れを、そのまま続ければいいと思ってしまったんです。でも実際には、採用市場の変化やスピード感に対応できていませんでした。
そこからは、やり方をゼロベースで見直しました。限られた予算や人数の中で、どうすれば成果を最大化できるかを徹底的に考え直しました。
26卒では目標人数に到達し、27卒では早期インターンシップにも挑戦しました。うまくいかなかった経験があったからこそ、改善の大切さを強く実感しました。
仕事をするうえで、大切にしていることは何ですか。
一番大切にしているのは、「ないものを嘆かず、自ら作る」という姿勢です。
成長フェーズの組織なので、制度や仕組みが十分に揃っていないこともあります。そういう時に、「なぜないのか」で止まるのではなく、「どう作ればもっと良くなるか」と考えるようにしています。
それと、スピード感も意識しています。採用市場の変化は早いので、速く動くことには意味があると思っています。ただ、速さだけを追うと精度が下がってしまうので、そのバランスは今も大きな課題です。
前職での経験をそのまま持ち込むのではなく、セレンディップに合う形に落とし込むことも意識しています。
今後、どのようなキャリアに挑戦していきたいですか。
将来的には経営者になりたいという思いがあります。
以前は漠然とした夢だったのですが、今は少しずつ具体的なキャリアとして見えてきています。
そのために、人事の領域だけにとどまらず、いろいろな仕事に挑戦しながら、自分の強みを増やしていきたいと思っています。
人と組織の領域を起点に、会社の成長により深く関われる存在を目指していきたいです。これは会社の制度や約束ではなく、自分自身が描いている将来像です。
セレンディップはどんな人に向いている会社だと思いますか。
上場企業としての基盤がありながらも、成長フェーズならではのスピード感がある会社だと思っています。
前職の経験を活かしながら、新しいことにも挑戦したい人。制度や仕組みを、自分の手でつくっていく経験を積みたい人には、すごく面白い環境だと思います。
ないものを作る経験は大変ですが、その分、自分自身の成長につながる実感があります。
既存のやり方にとらわれすぎず、フラットに学び直しながらチャレンジできる人には、フィットしやすいと思います。
まとめ
清原さんの話から見えてきたのは、遠回りに見える経験も、ライフステージの変化も、すべて今の仕事につながっているということでした。
営業、工場勤務、労務の経験を経てたどり着いた人事の仕事。そこで求められたのは、整った仕組みを運用することではなく、ないものを作り、改善し続けることでした。
会社の成長を、人と組織の面から支える。
その仕事の面白さと難しさ、そしてそこに挑み続ける清原さんの姿勢が、今回のインタビューから伝わってきました。
清原 竜平|きよはら りゅうへい

セレンディップ・ホールディングス株式会社 人事総務部 チーフ
営業、工場勤務、社会保険労務士事務所での経験を経て、2023年にセレンディップ・ホールディングスへ入社。現在は採用・教育領域を担い、新卒採用、中途採用、教育研修、採用広報に携わる。
