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リサイクル処理技術「MPS」が豊田ものづくりブランド認定 ~当該技術でCO2排出量最大38%削減~

報道関係者各位

2021年10月4日
セレンディップ・ホールディングス株式会社
代表取締役社長 竹内 在
三井屋工業株式会社
代表取締役社長 髙橋 直輝

セレンディップグループの三井屋工業株式会社(本社:愛知県豊田市三軒町3丁目1番地 代表取締役社長:髙橋直輝)が開発した成形端材を主原料とするリサイクル処理技術Mitsuiya material Pelletize System(以下、MPS)が豊田ものづくりブランドに認定されましたので、お知らせいたします。

三井屋工業のリサイクルに対する取り組み

当社は創業当初より繊維系の材料を使用した自動車部品を製造しておりますが、製品のプレス加工で発生する材料端材の廃棄が課題となっておりました。

2007年に廃棄物のRPF(Refuse Paper&Plastic Fuel)処理を実現し、固形燃料化することで廃棄物ゼロエミッションを達成いたしましたが、この度更なる環境負荷低減を狙った廃棄物の材料再利用技術MPSを開発いたしました。

MPSにより環境負荷低減とコスト競争力向上を実現

当社が使用している材料の中でも、繊維と樹脂を複合した製品の端材については、繊維と樹脂との分離が極めて難しく、コストの観点からも材料へのリサイクルは現実的ではありませんでした。

そこで繊維と樹脂を複合した製品の端材をそのまま粉砕及び造粒することで樹脂ペレット化し、異なる配合割合を持つ樹脂ペレットを均質に混合した上で、押出成形により樹脂シートを製造する新たなリサイクル技術MPSを確立しました。

この技術の確立により、従来は固形燃料としていた材料端材を再び自動車部品の材料に加工することができ、従来材(バージン材)の使用時と比較して最大38%のCO2排出量の削減が見込まれ、より環境負荷の低いリサイクルを実現しました。

加えて、再生材料の使用により従来材よりもコスト競争力向上が見込まれ、環境負荷低減のみならず、コスト競争力の高い製品開発も可能となりました。

MPSの今後の展開

今後は再生材料の自社利用促進だけでなく、環境負荷の低い再生材料を他社にてご活用頂けるよう販売展開を進めると共に、樹脂端材の処理にお困りの方々へのMPSシステムのご提供にも取り組んでまいります。

また、自社の材料端材だけでなく、他社の自動車部品製造過程で発生した樹脂端材や、一般家庭から出るプラスチックごみのリサイクルも視野に入れ、自動車業界並びに地域全体のゼロエミッション、カーボンニュートラルを実現するエコサイクルの構築を推進してまいります。

<会社概要>
1)三井屋工業株式会社
本社   愛知県豊田市三軒町3丁目1番地
設立   昭和23年2月
資本金  75,000,000円
代表者  代表取締役社長 髙橋 直輝
URL   http://mitsuiya.jp/
事業内容 ラゲージ内装部品、デッキ内装部品、リアホイルハウスライナー・フェンダーライナーなどのボディ部品製造

2)セレンディップ・ホールディングス株式会社
本社   愛知県名古屋市中区栄二丁目11番7号
設立   平成18年8月
資本金  1,102,030,920円
代表者  代表取締役社長 竹内 在
URL   https://www.serendip-c.com/
事業内容 経営受託及び事業再生、投資事業、経営コンサルティング

3)セレンディップ・ホールディングス株式会社とは
2006年設立以降、一貫してものづくり企業を中心に中堅・中小企業の経営の近代化を支援している事業承継に特化した事業会社です。
国内のものづくり企業を存続・成長させるため、プロ経営者を派遣し、バックオフィスを強化することで、ものづくりに専念できる環境の支援を行って参りました。今後も成長し続けるものづくり企業が集まった前例のない事業承継のプラットフォームを構築し、地方型事業承継のスタイルを確立して参ります。

 

【本リリースに関するお問い合わせ先】
三井屋工業株式会社
担当:梅下
TEL:080-2659-8159
セレンディップ・ホールディングス株式会社
広報担当
TEL: 080-2622-4908
E-mail: pr@serendip-c.com

 

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