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天⻯精機株式会社

課題を克服し、 中小企業に競争力を。  小野 賢一 天竜精機株式会社 代表取締役社長

目標を共有できる、意識の高い現場へ。

 天竜精機はものづくりが好きで、素直な社員が揃った会社です。また、お客様にも恵まれ、市場も大幅に成長していたことから、売上・利益ともに安定して推移していました。
 一方で、恵まれた外部環境であったがゆえに、経営やものづくりに対する意識が低下してきていました。特に、私が就任当初の経営幹部は売上や利益に対する執着心が低く、またお客様に最適で最高品質の製品をお届けするという、「顧客価値最大化」の視点がおろそかになりつつありました。そうした経営幹部の姿勢は現場のスタッフにも伝わっており、社員の成長に対する意識も将来に対する想いも希薄でした。
 そこで、まずは「我々のような中小企業は、市場の変化やそれに伴うお客様のニーズに対して、迅速に対応しないと淘汰されてしまう」という危機感を社内で醸成することから始めました。お客さまに選んでいただける存在となるために、魅力あるものづくりの必要性を理解してもらうと同時に、成長戦略を繰り返し社員に説き、成長に対する意識の変化も促していきました。併せて、企業経営や業務推進に必要な数値の見える化にも着手し、徐々に効果も出始めてきました。
 就任当時に掲げた「天竜精機を100年企業にしよう」という目標に向け、全社員とともに皆で一丸となり、競争力のある会社へと進化し始めています。

外の世界にこそ、生き残るヒントがある。

 今後の目標は、「経営基盤」を安定させ、「ものづくり」力を強化し、市場での競争力を付けることです。ものづくりは今、ハイブリッド化の時代をむかえており、複数の特化技術を盛り込んだ要求が年々増えています。天竜精機単体でお客様の要求に応え続けることは簡単ではありません。そうしたニーズにこたえていくためにも、会社規模は小さくとも特化技術を有する企業との連携や協業が欠かせないと考えています。外部企業と「強み」を生かして魅力的な製品を創造し、「弱み」を補い合えれば、一緒に成長していくことも出来る。そうした「連携」を持つことは、今後中小企業が生き残るためのひとつの道かもしれません。
 次のステージに向けて、さらなる高品質な「ものづくり」を実践していくためには、社内の体制も併せて強化する必要があります。特に製造部門には外部パートナー企業との連携やお客様企業と対峙できるプロが必要です。そこで、大手企業でものづくりの豊富な経験と実績を有する伊藤さんを製造本部長として招聘し、製造部門の強化を推進しています。

経営目標を実現するための体制づくりを。

伊藤 彰規天竜精機株式会社 取締役 製造本部長

 元々私は、愛知県の会社で自動機械の設計や生産技術を担当していました。参画にあたっての目的は、製造本部長として、経営を担う小野社長の右腕となり、両輪で建て直していくということでした。
 天竜精機は、コネクタをつくる機械に関する技術は本当に優れています。一方で、自社単体でのものつくりに拘り、外部と協力するノウハウがない。そこで、外部のいろんな知識を吸収するために、まずは本業であるコネクタの仕事の精度と効率を高め、学ぶ時間を生み出せる体制にしました。
 小野さんが掲げた「天竜精機を100年企業にしよう」という目標達成に向け、現場として何をどう進めていくことができるのか。今トライしていることのすべてがこの目標につながることを伝えながら、現場を指導する日々です。

会社概要

商号

天⻯精機株式会社

資本金

6,300万円

代表取締役

⼩野 賢一

設立

1959年

本社所在地

長野県駒ヶ根市東伊那5650

URL

http://www.tenryuseiki.co.jp/

 創業以来⼀貫して生産における「自動化技術」に取り組み、ワークの小型化、ファインピッチ化、多極化に対応。開発・設計・加工・組立・検査・梱包に⾄る⾃動機の製造を自社で一貫して行い、蓄積した高い技術力と経験をベースに、品質や耐久性が高い⾃動機を提供しております。2014年よりセレンディップ・グループに参画。

セレンディップ・グループ参画後の事業改善

  • • 社長・財務担当を派遣して、経営体制を再構築し早期の正常化を実現。
  • • 販売先・仕⼊先との関係を構築し、更なる新規販売先開拓を実⾏。
  • • ⼯程内外における不良発生課題の洗い出しとその改善による不良率の低減。